堀井 一摩

文理学部 国文学科准教授

学位

  • 博士(学術), 東京大学

研究キーワード

  • 朝鮮人虐殺
  • アジア・太平洋戦争
  • 記憶
  • ポストメモリー
  • 障害
  • 江戸川乱歩
  • トラウマ
  • 関東大震災
  • 植民地主義
  • 大逆事件
  • 日露戦争
  • 国民国家論
  • 泉鏡花
  • 芥川龍之介
  • 不気味なもの

研究分野

  • 人文・社会, 日本文学

経歴

  • 2022年04月 - 現在
    日本大学, 文理学部国文学科, 准教授
  • 2021年04月 - 2022年03月
    早稲田大学, 人間科学部, 非常勤講師
  • 2021年04月 - 2022年03月
    埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 非常勤講師
  • 2017年04月 - 2022年03月
    法政大学, 兼任講師
  • 2017年04月 - 2022年03月
    津田塾大学, 非常勤講師
  • 2019年04月 - 2021年03月
    東京大学, 大学院 総合文化研究科 言語情報科学, 助教

学歴

  • 2008年04月 - 2016年03月
    東京大学大学院, 総合文化研究科, 言語情報科学専攻(博士課程)
  • 2006年04月 - 2008年03月
    東京大学大学院, 総合文化研究科, 言語情報科学(修士課程)
  • 1995年04月 - 1999年03月
    上智大学, 文学部, 英文学科

委員歴

  • 2023年06月 - 現在
    理事, 日本社会文学会
  • 2023年06月 - 現在
    運営委員, 日本社会文学会
  • 2021年12月 - 現在
    運営委員, 東アジアと同時代日本語文学フォーラム
  • 2017年07月 - 現在
    評議員, 日本社会文学会
  • 2016年02月 - 現在
    会務委員, 国際芥川龍之介学会
  • 2017年02月 - 2019年02月
    運営委員, 日本近代文学会
  • 2013年07月 - 2017年06月
    運営委員, 日本社会文学会
  • 2008年05月 - 2012年06月
    編集委員, 言語態研究会

受賞

  • サントリー文化財団, 第43回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)
    堀井一摩

論文

  • 「帝国に祟る亡霊——中村古峡「二重人格の少年」における「喪の不能」」
    堀井一摩
    『語文』, 2025年01月, 査読無し
  • 「反復強迫としての戦後——奥泉光「石の来歴」における戦争トラウマとその世代間伝達」
    堀井一摩
    『昭和文学研究』, 2024年09月, 招待有り
  • 「朝鮮人虐殺と喪の不能——芥川龍之介「人を殺したかしら?」」
    堀井一摩
    『社会文学』, 2024年03月, 招待有り
  • 「指先から放たれる〈火〉――小林エリカ「脱皮」における死政治の行方」
    堀井一摩
    『社会文学』, 2022年03月, 査読無し, 招待有り
  • 「母の恐怖、恐怖の母――ラフカディオ・ハーン「幽霊滝の伝説」を読む」
    堀井一摩
    『早稲田大学』, 2021年10月, 査読無し, 招待有り
  • 「反復強迫する動物――夢野久作『ドグラ・マグラ』におけるレイシズムをめぐって」
    堀井一摩
    『言語・情報・テクスト』, 2020年12月, 査読無し
  • 「性差別に祟る亡霊——泉鏡花「沼夫人」における日露戦争と女性国民——」
    堀井 一摩
    『言語・情報・テクスト』, 2019年12月, 査読無し, 通常論文
  • 「国民国家と不気味なもの――日露戦後文学の〈うち〉なる他者像――」(博士論文、東京大学)
    堀井一摩
    2019年02月
  • 「動物のアナキズム——大杉栄と芥川龍之介「羅生門」をめぐって——」
    堀井 一摩
    『芥川龍之介研究』, 2019年, 査読有り, 通常論文
  • 「逆徒の遡及的形成――平出修「逆徒」における法と主体――」(再録)
    堀井一摩
    『平出修研究』, 2017年08月, 査読無し
  • 「逆徒の遡及的形成――平出修「逆徒」における法と主体――」
    堀井一摩
    『日本近代文学』, 2017年05月, 査読有り, 通常論文
  • 「国民の分身像——泉鏡花「高野聖」における不気味なもの——」
    堀井一摩
    『言語情報科学』, 2016年03月, 査読有り, 通常論文
  • 「神話の「抹殺」、「抹殺」の歴史——『基督抹殺論』と「かのやうに」における近代史学——」
    堀井一摩
    『言語情報科学』, 2014年03月, 査読有り, 通常論文
  • 「〈銃後〉の戦争表象――夏目漱石「趣味の遺伝」」
    堀井一摩
    『社会文学』, 2010年06月, 査読有り, 通常論文
  • 「日露戦争の修辞学――桜井忠温『肉彈』における戦死の美学」
    堀井一摩
    『言語態』, 2009年05月, 査読有り, 通常論文
  • 「旅順の戦いと軍神乃木希典をめぐる文学的表象の研究――桜井忠温『肉彈』、夏目漱石「趣味の遺伝」、芥川龍之介「將軍」」(修士論文、東京大学)
    堀井一摩
    2008年03月

MISC

  • 「書評 関谷博『明治三十年代 漱石・露伴・その他——文学の制度化と日露戦争』」
    堀井一摩
    『日本近代文学』, 2024年11月
  • 「『書物の近代――メディアの文学史』を読む現代の若い学生たちのために」
    堀井一摩
    『語文』, 2023年12月, 査読無し
  • 「文字の魅力、文字の魔力」
    堀井一摩
    『国文通信』, 2022年12月, 査読無し, 招待有り
  • 「学生と読む「にごりえ」――オンライン授業の教壇から」
    堀井一摩
    『樋口一葉研究会会報』, 2021年10月, 査読無し, 招待有り
  • 「シンポジウム「歴史と文学」印象記——記憶の抹消に抗して——」
    『社会文学通信』, 2019年10月, 査読無し, 通常論文
  • 「西田谷洋・木村友子・阿部眞緒・坂井柚香・舟橋恵美『泉鏡花生誕140周年記念論集 幻想の泉鏡花』」
    堀井一摩
    『社会文学』, 2014年07月, 査読無し, 招待有り
  • 「戦争体験を経験化する——物語の一元化に抗して」
    堀井一摩
    『社会文学通信』, 2014年05月, 査読無し, 招待有り
  • 「シンポジウム印象記」
    堀井一摩
    『社会文学通信』, 2013年10月, 査読無し, 通常論文

書籍等出版物

  • 『〈怪異〉とナショナリズム』
    怪異怪談研究会監修; 茂木 謙之介; 小松 史生子; 副田 賢二; 松下 浩幸編著; 鈴木彩; 乾英治郎; 齋藤智志; 川村邦光; 堀井一摩; 倉田容子; 大道晴香; 栗田英彦; 井関大介; 成田龍一; 谷口 基; 島薗進共著, 共著, 「怪異と迷信のフォークロア――佐藤春夫「魔鳥」「女誡扇綺譚」における〈植民地的不気味なもの〉」
    青弓社, 2021年11月
  • 世界文学としての「震災後文学」
    木村, 朗子; Bayard-Sakai, Anne, 共著, 「ネーションとドメスティケーション――大杉栄と金子文子の動物論」
    明石書店, 2021年03月
    9784750351612
  • 『国民国家と不気味なもの——日露戦後文学の〈うち〉なる他者像』
    堀井一摩, 単著
    新曜社, 2020年03月
  • 国文学年次別論文集 近代一平成二十一(2009)年版
    共著, 日露戦争の修辞学――桜井忠温『肉彈』における戦死の美学」(再録)
    朋文出版, 2012年06月
  • 『批評理論と社会理論 2:クリティケー 叢書:アレテイア14』
    堀井一摩, 共著, 「検閲を読む——芥川龍之介「将軍」における「秩序紊乱」と「風俗壊乱」」(pp.203-226)
    御茶の水書房, 2011年12月, 査読無し
  • 『1Q84 スタディーズ BOOK2』
    堀井一摩, 共著, 「村上春樹とカルトの不気味な関係——『1Q84』の免疫学」(pp.184-211)
    若草書房, 2010年01月, 査読無し

講演・口頭発表等

  • 「交差する虐殺の記憶——映画『福田村事件』における「多方向性記憶」をめぐって」
    堀井一摩
    帝国日本のコロニアルアーカイブズと屑本アーカイブズの抗争と知の再構築に関する研究 第2回コロキウム, 2025年01月
  • 「暴力の記憶と憑依する遺産 ――中村古峡と芥川龍之介における〈植民地的不気味なもの〉」
    堀井一摩
    翰林大学校日本学研究所 国際シンポジウム, 2023年09月, 招待有り
  • 「朝鮮人虐殺と喪の不可能性——中村古峡と芥川龍之介を手がかりに」
    日本社会文学会, 2023年06月, 招待有り
  • 「パラノイドの植民地――中西伊之助と三・一独立運動」
    堀井一摩
    身体化された植民地理とポストコロニアル冷戦文化の情動政治, 2023年01月, 東亜大ジェンダーアフェクト研究所、日本大学・文学とメディア環境研究会, 招待有り
  • 「反復強迫としての戦後——奥泉光「石の来歴」をめぐって」
    堀井一摩
    日本大学国文学会, 2022年07月
  • 「〈怪物〉のユートピア――江戸川乱歩『孤島の鬼』」
    堀井一摩
    第19回怪異怪談研究会, 2021年08月
  • 「文学から読み解く感染症――身体・分断・統治」コメンテーター
    堀井一摩
    日本社会文学会2021年度春季大会, 2021年06月, 招待有り
  • 「コロニアル・ゴーストが現れるとき——中西伊之助「不逞鮮人」をめぐって」(パネル発表)
    堀井一摩
    東アジアと同時代日本語文学フォーラム, 2019年10月, 東吾大学, 通常論文
  • 「反復強迫する動物——夢野久作『ドグラ・マグラ』におけるナショナリズム」(パネル発表)
    堀井一摩
    東アジアと同時代日本語文学フォーラム, 2018年10月, 復旦大学, 通常論文
  • 「乃木希典と旅順という文学場――桜井忠温『肉弾』、夏目漱石「趣味の遺伝」、芥川龍之介「将軍」――」
    堀井一摩
    言語態研究会, 2007年06月, 通常論文

担当経験のある科目_授業

  • 日本語と日本文化02
    2021年11月 - 2022年01月
    早稲田大学
  • 文章作法
    2017年04月 - 2022年01月
    法政大学
  • 日本文学(近現代文学)
    2017年04月 - 2022年01月
    津田塾大学
  • 日本語と日本文化01
    2021年09月 - 2021年11月
    早稲田大学
  • 文学A
    2021年04月 - 2021年07月
    埼玉県立大学
  • 文学
    2021年04月 - 2021年07月
    早稲田大学
  • 3年セミナー
    2017年04月 - 2018年03月
    津田塾大学
  • 4年セミナー(卒業論文指導)
    2017年04月 - 2018年03月
    津田塾大学
  • 国語表現
    2017年04月 - 2018年03月
    津田塾大学

所属学協会

  • 言語態研究会
  • 国際芥川龍之介学会
  • 日本社会文学会
  • 日本近代文学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 帝国日本のコロニアルアーカイブズと屑本アーカイブズの抗争と知の再構築に関する研究
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2023年09月08日 - 2027年03月31日
    高 榮蘭; 逆井 聡人; 金 景彩; 金 ヨンロン; 堀井 一摩; キム ウネ
  • 大正・昭和文学における外地人表象の研究:朝鮮人表象を中心に
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援, 2019年08月30日 - 2021年03月31日
    堀井 一摩

社会貢献活動

  • 現代文学を読む(文学ワークショップ)
    講師
    認定NPO法人かわさき市民アカデミー, 2021年10月 - 2022年01月